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こんにちは!
今月の歯の知識ブログは、歯の根の治療についてです。
虫歯が神経にまで広がってしまったとき、歯を救う最後の手段となる「歯の根の治療」。
実はこれはとても難易度が高く、大変な技術と労力を要する治療なんです。
狭くて深い歯の根の治療についてお話しします!
非常に強い痛みが生じることで知られている「歯の根の虫歯」ですが、実はあるときを境に痛みは消失します。
でもそれは決して、痛みが気のせいだったり、自然に治癒したわけではありません。
死んでいく歯髄が痛む「歯髄炎」
歯の根の虫歯の痛みには、2種類あります。1つめは「神経が死んでいくときの痛み」です。
血管や神経から成る「歯髄」が細菌感染により炎症を起こし、壊死していくときに強い痛みが生じます。
歯髄が炎症を起こすので、「歯髄炎」と呼ばれます。
溜まった膿の圧迫痛「根尖性歯周炎」
痛みの2つめは、「膿があごの骨を圧迫する痛み」です。
歯の根の虫歯が進行すると、根の先、つまりあごの骨のなかに膿ができることがあります。
細菌感染が歯髄から根の先へと進んでいくと、細菌が体内に入りこまないように、名の先で免疫細胞と細菌が戦いはじめます。
このとき両者の死がいが膿になり、溜まっていきます。この膨らんだ膿があごの骨を内側から圧迫し、ズキンズキンと激しい痛みを生じさせるのです。
歯の根の先に起こる炎症なので「根尖性歯周炎」と呼ばれます。
痛みがなくなったからと放置すると、ふたたび痛みや腫れが起きるだけではなく、細菌感染が進行して歯を失いかねません。
でもそもそも、そうならないようにするのがいちばんですよね。虫歯も歯周病も、基本的には、なりはじめは痛みのない病気です。
痛みがないときから定期的に歯科に通って、予防していくのが大事です!!
そら歯科では毎月約450名の方にメンテナンスにお越しいただいています。
大変多くの方に予防の大切さをご理解いただいており、スタッフ一同とても嬉しく思っております♪