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福井県福井市高柳3丁目3507番地
こんにちは! 今日は高齢者の歯周病と虫歯についてお話します 。
最近は、歯周病のことばかり言われていて、虫歯に縁がなかったのに、
歯医者に通うと虫歯になりやすくなっていると言われる方は多いのではないでしょうか?
どうして今になって虫歯になりやすくなっているのか?と思う方もいると思います。
虫歯というと歯の頭の部分(歯冠)に発生するものを思い浮かべるかもしれませんが、
歯の根の表面(歯根面)にも発生し、とくに高齢になってからの歯根面の虫歯が問題となります。
歯根面は、虫歯菌が作る酸への抵抗性が歯冠部よりも低いためむ虫歯になりやすいです。
歯茎のやせは加齢によって生理的にも起こりますが、歯周病にかかると歯茎がやせて
歯根面が顕著に露出するので、虫歯になるリスクが高まります。
唾液量の減少も影響があります。
唾液は、歯と歯の間に残った食べかすを洗い流してくれるなど、
健康なお口の状態を維持するのに重要です。
降圧剤や抗うつ剤、抗不安薬、抗ヒスタミン薬などを服用していて、
起床時にお口が乾燥していると感じる方は注意が必要です。
フッ素の使用も有効です
毎日の歯磨き時にフッ素配合歯磨き剤を使い、フッ素洗口液を併用すると、
初期の歯根面の虫歯であればその進行を食い止めることができます。
歯周病だけでなく、歯根面の虫歯のチェックや予防処置・指導も歯医者さんで
定期的に受けることをオススメします!